NK細胞は、体内の1次防御作用を代表する免疫細胞です。
活性化された免疫細胞は(又はNK細胞は)癌細胞特異的抗原を確認し癌細胞を直接貪食するか癌細胞表面に穴を開け細胞毒性物質を注入し細胞殺傷を誘導しながらも体の正常細胞は攻撃せずがん細胞のみを選別的に攻撃します。 NK細胞は、癌細胞などの攻撃する際にパーフォリン(perforin)というたんぱく質を分泌し癌細胞膜に穴を開けグランザイム(granzyme)酵素を入れ、癌細胞を死滅させます。
詳しい情報は体にはウィルスや細菌などが侵入した時、
それを敵とまなし攻撃する免疫というシステムがあります。このような免疫システムを構成しているのは多様な免疫細胞、つまり、敵を直接攻撃する細胞、敵を発見し攻撃を指示する細胞、攻撃する武器をつくる細胞など諸々の役割を担う細胞があり、体の恒常性を維持しています。 一般的に健康な人でもストレスや不健康な生活習慣、紫外線、放射線といった有害な環境の影響で一日に1千~5千個の遺伝子に損傷を受けた細胞が体内で生成されます。そのような場合、免疫システムが稼働して非正常細胞を発見、除去することによって癌の発見を防ぎます。
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NK細胞は、体内の1次防御作用を代表する免疫細胞です。
幹細胞治療の流れ
担当医者から本治療の説明を行います。 自由意思より、同意書に記入・捺印していただいた場合のみ、本治療を行います。
血液を探取して、血液・生化学検査とウィルス・細菌検査を行います。 検査結果で病原体感染が認められた場合、本治療の実施は不可能となります。
局所麻酔を行った上で、腹部・臀部等から脂肪組識を探取します。 幹細胞の培養に必要な血清成分を採るために、手術前には探血を行います。
探取した四方から幹細胞を分離し、約3~6週間かけて培養・増殖します。 培養・ 増殖はGMP水準(※)の衛生管理下で行います。 (※)薬事法で定められた医薬品・医薬品外品の製造管理と品質管理に関する基準
培養・ 増殖 患者本人の幹細胞、点滴または注射投与します。 場合によっては、数回に分けて分割投与する可能性も売ます。
治療効果の判定や、身体に異常がおきていないかどうかを確認します。 ※別途費用は発生ますが、ご希望よって、探取下した幹細胞を保存し、次回治療に生ことも可能です。
NK細胞療法の特徴
高度に活性化されたNK細胞が、樹状細胞ワクチン療法を補完し、より高いがん細胞への攻撃が期待できます。
自分の血液から採取したNK細胞を培養、活性化します。 投与後は発熱が認められるケースもありますが、拒絶反応やアレルギー反応など、 副作用の心配が少ない体にやさしい治療と言えます。
例えば、抗がん剤治療では強い副作用によって長期入院を余儀なくされることがありますが、 セレンクリニックグループのNK細胞療法は身体的、精神的負担がほとんどなく、通院による治療が可能です。 生活リズムを保ちながら治療ができ、生活の質(QOL)を高く維持することができます。
活性化した大量のNK細胞が身体全体をめぐるため、再発・転移にも有効性が高いと考えられます。 特に、がんは進行すればするほど血流やリンパの流れを通して、身体全体にがん細胞が拡散される危険が 高く、 拡散したがん細胞を発症させないためにもNK細胞療法は有効であると考えられます。